セントラル浄水器ビューターを取り付ける

ビューター取り付け
セントラル浄水器ビューターを取り付けました。

セントラル浄水器って知っていますか?

家、一軒まるごと浄水してしまうというものです。

うちの息子がアトピーなんですね。今住んでいるところの水道水、あまり良くないようです。

私も、こちらに引っ越してきてから体がかゆくなることも。

当初はキッチンのアンダーシンクタイプの浄水器を考えていたのですが、いろいろ飲み比べると、ビューターと言われるセントラル浄水器の方が水の味が良かったのでそれにすることにしました。

自分で取り付けることも十分可能です。でも、時間もないので業者にお願いしました。
で、しっかりと記録することにしました。

ビューター本体
こちらがビューター本体です。

いろいろ浄水器はあるのですが、ビューターの特徴は埋設型でできるということです。

つまり、地面に埋めることが出来るので、見た目すっきりとできます。

フィルターについては各社異なります。殺菌のために銀を使っていますが、金属アレルギーの方がいなければ問題は無いでしょう。

本体の方の特徴として最も注目すべきなのが、逆止弁が内蔵されていると言うことでしょう。

このおかげでバルブは普通のバルブで問題ありません。

今回はバイパスをきちんとくみ上げる事にします。

バイパスがないと仮にフィルターが手に入らなくなったときなど大変なことになります。
バイパスしてしまえば、前の状態と同じに戻ります。

また、メンテナンス性を高めるためビューター本体をはずせるようにします。

今回必要な部材ですが、
ビューター本体
・マス、延長マス
ビューターを埋設するときのケースです。タキロン社製
一つだと高さが足りませんので、10cmの延長をします。
バルブx3
・塩ビ管(対衝撃タイプ 青色のもの) ストレート、エルボ、チーズ
グレーの塩ビ管だとスコップとかで当てただけで割れる可能性があります。
塩ビ管 接着剤

・ゴム系シーリング材(最後マスの穴と塩ビパイプを埋めるためのもの)
土嚢袋掘った土を入れておく)

工具としては
・ドリル、ホールソー
・塩ビカッター
・スコップ

という感じですね。


この写真が「マス」です。右に延長部材も見えていますね。

まず、底に穴をあけます。これは、排水用です。

横にすでに穴が開いています。こちらはビューターの配管用。

ホールソーで穴を開けます。

作業の邪魔をする息子
これはウチの子供が業者のおじさんを邪魔しているところです(笑)

どうも面白いせいか、ずっとくっついていました。
なにしろ、彼「ビューター」にご執心でしたから(笑)

マスに穴をあけたところ
とりあえず、穴を開けたところです。

ビューター配管図
さて、今回の配管図です。

写真では分かりづらいので別途絵を起こしました。

ビューターの良いところは逆止弁付きであること。なので、普通のバルブの取り付けでOKです。

今回の課題は
ビューターを取り外せるようにすること
・バイパスをつけること

この狭いマスの中でどうやりくりするかが課題です。

で、その答えが上の図となります。

バルブは片ユニオンですので、ネジを緩めればそのままビューターを上に抜くことができます。

問題はバイパスバルブ。これをつけるために、バイパスの塩ビ管を外に回しています。
分岐分も外にすることでなんとかマス内に収まりそうです。

いろいろやりくりしてバルブも回せそうなことがわかりました。

まずは、穴を全部開けて仮組をします。

バイパスバルブとの取り合いの確認
まずバイパス部分のバルブ、エルボーを組んでマスとの取り合いを見ています。
穴を開ける場所の確認です。

ビューター仮組
穴を開けて、ビューターを中に入れ、組み始めます。

これは、バイパス側の塩ビ管の接着をしているところです。
先の配管図の左上に相当する部分ですね。

配管仮組の完成
仮組の完成です。

仮組とは言っていますが、これで塩ビ管は接着されています。

穴はシーリングしていませんので、マスの中でまだ少し動きます。

この写真ではちょっとわかりにくいですが、ビューターの上側にもバルブがあります。

浄水器取り付けのための穴掘り
さて、お次は地面の穴掘りです。

まず本管を見つけます。

これは、水道の元栓からたどります。

話によると本管は太い管でされるとのこと。(内径20mm)
それに対して、枝管は13mmです。

注意しなければならないのが、ちゃんと根本に浄水器を入れることです。

分岐した後に入れてしまっては、家一軒分の浄水にはなりません。

この写真では、下側にあるのが本管です。

上の細いのは庭用の水栓用です。これはもう少し根本で分岐していたため、右側から伸びてきています。

本管の右から来るところからビューターに水を入れ、左側に流すように設置します。

で、上の庭用の水栓にはビューターの出口から回すように変更します。

穴ですが、マスが十分に入るだけの深さを掘る必要があります。

で、このとき出た土をちゃんと土嚢に入れておきます。

土嚢に入れるには、直径30cm、高さ50cmくらいのパイプを台にすると便利です。
そのパイプに土嚢をかぶせ、そこに土を入れていきます。

土嚢に入れておけば周りを汚すことなくできます。
確かに、今まで土嚢を使っていませんでした。

そのためせっかくの芝生に土がかぶってしまい、結果芝生を駄目にしてしまうということを繰り返してきました。

この方法だと確かに綺麗に仕上がります。

埋設用配管開始
本管出水側を切り、取り回しているところです。

画面には見えませんが、入水側が右にあります。
庭用の水栓への13mmもカットしています。

マスの設置
マスを設置してみたところです。

狭い場所で相当苦労しています(^^;

きちんと蓋をすると水平になるようにこの時点で調整します。

向かって下側が水が入るところです。
写真の上に浄水された水が流れていきます。

入水配管側
入水(IN)側ですね。

泥が入らないように蓋をしてあります。

出水配管側
こちらは出水(OUT)側。立体構造になってしまいました(^^;


別の角度から見た写真です。
最後に今上に開いた二つの塩ビ管をつなぎます。

どう水が流れるか分かりますか?(^^;

さて、入水(IN)側を取り付ければ、とりあえず完成です。

本体側を止めてバイパス側を開放し、まず水漏れが無いかどうかを確認します。

次に庭用の水栓を開けます。

バイパス経由ですからまだ水道水です。

これをやることで、管内の泥を外に出します。これをやらないといきなりビューターに泥がはいりこみ、フィルターが詰まります。

しばらくやって問題なければ、今度バイパスを閉じ、本体へ流し始めます。

最初は泡を含んだ水が出ます。5分くらい流し続けます。

で、味見。最初接着剤のにおいがしましたが、しばらくすると消えました。

味は格段に良くなっています。そのまま飲めますね。これなら。

で、すべてOKが出ましたら、マスと配管の隙間のシーリングをします。

これにはゴム系のシーリング剤を使います。

ゴム系は粘土のようなシーリング剤です。まず、手に出して練ってから穴の隙間に埋め込んでいきます。これですべての穴をふさぎます。

延長部分もマスに乗せ、シーリング剤で隙間を埋めていきます。

後は、土の埋め戻し。蓋をして完成です!

さて使用感ですが・・・・。

息子曰く、お風呂にはいってしみなくなったようです。

今までやはり塩素のせいで刺激が結構あったそうです。

蛇口をひねって出てくる水がそのまま飲めるようになりましたので、今まで使っていた浄水器(BRITA)は必要なくなりました。

ビューターですが、こちらで購入可能です。
自分でつけることは十分に可能ですね。

うちのケースはもっとも面倒なケースだったと思います。
普通はもっと簡単でしょう。

これお薦めです。