アンティーク家具は奥が深いです

今、アンティーク家具直し中。
その感想です!

 

フレームを再度組み直そうとしています。
折れている部材もありまうので。
というわけで、まずはバラバラにします。

アンティーク家具の接着剤は膠(にかわ)なんですね。

これって優れものです。
だって、お湯をかけるだけで、接着がはずれるんです。
きれいに洗って、再度膠をつければ、再接着可能。

このきれいにはずれるってのが重要です。
近代の接着剤ではこうは行かないです。

しかも天然の接着剤ですから、エコですね。

ピアノ関係の本でも膠のことが書いてありました。
ペトロフピアノを調べていたときのこと。

良いピアノは膠で接着されているそうです。
なので、オーバーホールが可能なんです。

温めればきれいに接着がはずれるからです。

でも、最近のピアノはそうは行かないそうです。
国産で有名なピアノはダメだそうです。
グランドピアノでも結構な値段するんですけどね・・・。

ただ、膠の大変なところは、準備ですね。

水につけてふやかして、温めて適切な粘度に溶かさないとダメです。

しかも固まるまでがすごく時間がかかる。24時間は静置しないとダメです。

今日は、やっと古いの洗いが済んだところです。

この後、しっかり乾燥させて、それから接着作業となります。

まぁ、のんびりと進めるしかないですね(笑)

しかし、今直しているアンティーク家具。見れば見るほど美しい彫刻です。

写真もきっちり撮っていますので、整理し次第アップします。