信用状支払い(Letter of Credit)について

高額商品を輸入するときの有効な支払い方法についてです。
結構貴重な情報だと思います。

建材を個人輸入するときの支払いですが、見積もってもらったところ200数十万円ほどになりました。

米国では基本、受注生産ですので、

向こうで入金を確認してから生産となります。

でも、この金額を送金するとなるとリスクが高いです。
当然ですよね。
お金とられて、トンずらされたらシャレになりません。

さて、どうしたものか?

そこで信用状取引の出番です。
通常LC(Letter of Credit)と呼ばれます。

銀行が私の信用を保証し、信用状を書いてくれ、相手の取引銀行に送付します。

要は「この人は支払いちゃんとするので信用して良いですよ。」
ということです。

実際にはお金払ってないですが、これを元に先方取引先会社は生産に移るわけです。

こちらも確実に品物が確認できてから、支払います。

これですが、銀行に話したとき、

「個人では初めてですね・・・・」と言われました。

まぁ、担保100%であれば問題ないわけです

この場合、質権設定を行いました。

つまり、支払い全額を担保として銀行に納めるわけです。

支払いはドルですから、この時点で為替をとり、ドルとして質権設定します。

今回は相手先の取引銀行が富士銀行とコルレス先であるので、簡単に連絡ができたそうです。

 

(コルレスとはコレスポンデンスの略です。この関係にあると直接海外送金が可能となります。実際に紙幣を送るのではなく、ネットアウトするわけです。そのためにコルレス契約が必要となるわけです。)
手数料は当時4000円,安心度を考えると絶対おすすめです。
注意すべき点は、商契約とこのLC契約とは別であるということです。
つまり、LCを組んだからといって商契約も成立したということではないということ
です。

商契約は別途きちんと行う必要があります。

まぁ、これって普通業者さんがやるので、知らなくてもいいんですけどね。

ある意味「ノウハウ」として知っておけば良いでしょう。