トレリスフェンスを作る その3

トレリスフェンス製作
鍛鉄作業です!

熱して叩いて形を変えます。


丸棒のまま作っても良いのですが、少し手を入れることにします。

スクロールする部分を薄くすることで、ゴージャス感?を出すことに。

早い話、ロートアイアン(鍛鉄)もどき作業です(笑)

鉄を真っ赤になるまで熱して、叩いて延ばす作業ですね。

トレリスフェンス製作
まずは道具から。

金づちはできるだけしっかりしたものを使います。
この金づちは確か鏨(たがね)を打つときに買ったものだと思います。

金とこはできれば重いものの方が良いです。
ここに写っているのはレールですが、正直これは軽すぎですね。
重いものの方が、思いっきり叩けます。

そして一番大事なのがバーナー
温度が高いものが必要です。
いろいろ試しましたが、

これでうまくいきました。

これは途中で空気をとりいれる部分があり、相当なパワーが出ます。

逆に普通のこの種のボンベ式バーナーではまったく赤くなりませんでした。。。

トレリスフェンス製作

こんな感じで赤くなります。

この赤くなった状態で、叩けば、先はつぶれます。

ですが、一本一本では効率が悪すぎます。
というのもバーナーはつけっぱなしなので、叩いている間が無駄になる。

というわけで・・・・

トレリスフェンス製作

耐火レンガを使って台を作り、数本一度に熱します。

トレリスフェンス製作
で、赤くなったら金とこに乗せ、思いっきり叩くわけです。

先程も書きましたが、もう少し大きめの金とこの方がやりやすいです。
この大きさでは、足とかで固定しないとどんどん金とこが動いていってしまいます。

トレリスフェンス製作
3~4回熱して叩くとこれくらいにつぶれます。

単純にカットしたものに比べると、手作り感があって良いかな?

トレリスフェンス製作
かなり疲れる作業ですが、なんとかできてきています。
本当はきちんとしたコークスなんかの炉を使うと楽だと思います。
ですが、ちょっとしたものを作るのであれば、ボンベ式のガスバーナーで充分ですね。

ただ、使っていくとどんどん火力が落ちていきますので、早め早めに新しいボンベに替えた方が良いと思います。

【今回使った工具など】

・バーナー(パワートーチ RZ830、RZ-860)
・ハンマー

・金とこ
・耐火レンガ
・溶接用皮手袋