アルミホイールの補修

アルミホイールの補修
アルミホイールにガリ傷が!!!
ということで補修することにしました。

ある日のこと、いつものように専用道路を走っていました。
そこはETCがなく、料金所なのですね。
車は左ハンドルだったので、料金所のおじさんがお金を取りやすいように寄った時・・・

「ガリ!」という音が((泣)

普段気をつけているし、その時も十分に距離があると思ったのですが、どうも歩道の縁がおもったより飛び出ていました。

正直見たくもない。忘れたい。う~ん、もしかしたら気のせいかもしれない・・・

と、思いながら帰りましたが・・・

やっぱり、ガリッてる・・・
アルミホイールの補修
アルミホイールの補修

しっかりやっちゃってます。(>_<)

本当は、こういう時はアルミ溶接して盛らないと行けないそうですが、
アルミを溶接できる機材もないし、そのためにはタイヤまではずさないと無理。
ということで、(本当は行けないのですが・・・)アルミパテ盛りすることにしました。

まぁ、傷は縁だけですので、多分大丈夫でしょう!

アルミホイールの補修

こいつですね。

まずは傷の周りを綺麗に洗います。

その後、300番くらいの耐水ペーパーで削ります。バリなどを綺麗に取り除きます。

で、しっかりとシリコンオフ。

こういうときは必ず油脂をきれいにとらないとダメです。

こいつはペイントだけではなく、シール剥がしなどにも使えますので結構重宝します。ちょっとした汚れ落としにも使えますね。うちでは常備しています。

さて、できるだけ余計なところにパテがつかないようにマスキングします。
アルミホイールの補修

お次にパテを混ぜあわせます。
アルミホイールの補修

少し厚めに塗りますが、できるだけ滑らかにしておきます。あとで削るときに苦労しますので(苦笑)
で、しっかりと乾かします。どうやら気温10度より低いと固まらないそうな。
こういうのは慌てるとろくなことがないので、のんびりやりましょう。

で、水研ぎ。

これは600番とかそれ以降、そうとう細かいので様子を見ながら進めていきます。
結構、パテの厚みがあれば粗めでも良いかもですね。
このとき気をつけることが、必ず当て木をするということ。
手で削ると、パテを持ったところが凹みます。というのもパテの方がやはり柔らかいから。
なので固めの当て木を当てます。(硬質ゴムでも良いのですが、硬いほうが良さそうです。)
これは徹底してやります。つまり、手で触っても段差が全くわからないくらいまでです。

塗装は下地が全てです。下地の失敗は上塗りで絶対に修復不可能です!

さて、削り終わっっても細かい穴とか残っています。それはスプレーパテで埋めます。

これは結構すぐれもの。綺麗に仕上がります。

さて、シリコンオフをしっかりやってからマスキングするのですが、今度は先ほどより広めにします。

アルミホイールの補修

こういうマスキングはエッジ部分で行うのが鉄則です。
平面部分でマスキングをする場合は、スプレーがあまりかからないところにします。
なんでかというと、マスキングしたところまで塗るとそこに「段差」ができてしまうからです。
こうなると削ってもわかってしまいます。

アルミホイールの補修

(上の写真はまだまだパテをおもいっきり削るつもりですので、この場合は狭くマスキングしています。)

さて、再度水研ぎ・・・

アルミホイールの補修

こんな感じになります。段差はわからなくなりましたね。パテの色なので色合いは異なりますが。

アルミホイールの補修
アルミホイールの補修

さて、上塗りをします。

このホイールはヘアライン仕上げなのですが、幸いにも縁部分は塗装なんです。
なので似た色で塗装します。

アルミホイールの補修

今回は仕上げですので、かなり広範囲にマスキングします。
つまり、塗るのは真ん中ですが、あとはぼかすためにそれだけのエリアを取るということです。
塗り方は「サァ~」という感じで軽く吹き付けていきます。
それを何度も繰り返す。
コツは塗り始めは「新聞紙の上」でやるということ。
なぜかと言いますと、スプレーの最初は垂れが飛ぶことが多いからです。
とにかく噴射が安定している状態で塗るのがベストですね。

ただし、この場合、塗料が細かい粒状態で乾いてしまう可能性があります。
それを綺麗にならすために

これを使います。早い話シンナーですね。

これを塗ることで、表面を平滑化させるわけです。

アルミホイールの補修

作業時が寒かったこともあるので、電球で温めています。

アルミホイールの補修

この状態で、軽くコンパウンドをかけます。

その後、しっかりシリコンオフ!

そして最後のクリアかけのためのマスキングです!
アルミホイールの補修

出来上がり!
アルミホイールの補修

まず、知らない人が見たら補修箇所は見つからないでしょうね。