アンティーク家具の塗料のシェラックの話です。
そもそもアンティーク家具は英国に住んでいるときに購入したものです。
(英国アンティークの調達方法についてはこちらに書いてありますのでご参照ください!なんかいまいち未完のサイトですけど。苦笑)
で、日本に帰るときにいろいろと修理材料を買いあさっていました。
英国アンティーク家具の塗料はシェラックです。
これはカイガラムシの体液?から抽出したもの。これをメスというメチルアルコールに溶いたもので塗るわけです。
で、そのシェラックを買いに行ったときのこと。
お店の人に「シェラックください!」って言ったら、おじさんは・・
「ん?日本人だね? シェラックどうするの?」
「家具直すのに使うんです。ほら、日本じゃシェラック手に入らないだろうから。」
「ふ~ん、おもしろい話だね(^^。そもそも英国人は日本の漆にあこがれていたんだよ。
でも、こちらでは漆が手に入らない。で、その漆の代替物として見つけたのがシェラックなんだよ。だから日本人がわざわざ代替物のシェラックほしがるってのがおもしろいと思ってね。」
知りませんでした・・・(^^;
漆の方が上だったとは。
日本再発見という感じです。
確かに、見直すべきものたくさんありますね。この日本には。
西洋かぶれの家に住んでいますが(苦笑)、やはり昔ながらの真壁作りの家も確かに良いです。ただ、技術的に難しいので、作れる大工さんは減ってきているようですが。
もっと日本の文化を大事にしないといけませんね。