アンティークチェアの布はがし (3)
布をはがし始めました!
さて、周りの布をはがし始めました。
まずは、痛みのひどい裏側から開始です。
覆っていた麻布をはがし、Webbingというクロスしているテープのような布をはずし始めました。
釘抜きでできるだけ椅子を傷つけないように慎重にはがしていきます。
前にも書いたように、元のWebbingの上に新しくWebbingをかけています。
まぁ、応急処置的に直したのですね。
元のWebbingですが、もうボロボロでした。手で簡単にちぎれるくらいです。
アップにするとその状態がよくわかると思います。ズタズタです。
開けていくと、結構な埃がでます。
バネの上にも本来はしっかりと麻布があるはずなのですが、これもボロボロで中が見えています。(実際は上ですね。)
で、この黒いのはどうやら馬の毛ではないかと。
実は、裏を完全にはがす前は、Webbingだけ付け直し、上の台座部分は残してカバーだけかけ直そうと思っていました。
しかし、この台座の底部分もこのようにボロボロですので、これはやはり作り直す必要がありそうです。
というわけで、完全にフレームから取り除くことにします。
背中部分の解体も始めました。
こういう構造になっているのですね・・・・。
裏側から見て
表面カバー+麻布+馬毛+綿+表面カバー
というサンドウィッチ構造です。
表面カバーと麻布は新しいのに替えます。
馬毛と綿はそのまま古いのを使う予定です。
綿は多少追加した方が良いかも知れませんね。
あるいは打ち直すか・・・
背中部分を完全にはずすとこんな感じです。
相当本数の釘で留められていました。
釘もできるだけ再利用できるように丁寧にはがしていきます。