アンティーク家具直しに重要なのは知識です。
推薦図書を挙げます。
推薦図書を挙げます。
きちんとした知識でアンティークを直す必要があります。
実は、日本の家具修理でもわかっていないところに頼むと大変なことになります。
たとえば百貨店でアンティーク家具を売っているところに、
「テーブルの表面はどう修理するのですか?」
と試しに聞いたことがあります。
そのときの答えはびっくりするものでした。
「ヤスリかけて磨いて塗り直します。」
これは言語道断です(>_<)、Patina(風合い)を台無しにしてしまうからです。
大手の百貨店でさえこれです。
正解は
「メス(メチルアルコール)を塗り、シェラックをふやかし、丁寧にはがし、その後漂白剤などで色調整、その後にフレンチポリッシュで仕上げる。」(当然、物や年代などによっても仕上げ方法は異なりますが、決してヤスリかけることはしないです。ヤスリかけるのは最後の手段)
実際、イギリスに住んでいたときも、ダイニングテーブルのフレンチポリッシュ、椅子のリアップホルスタリー(布の張り替え)は実践しています。
アンティーク倉庫で(直せそうな)傷物を買ってきて自分で直したわけです。
(我が家のリビングの写真。写真のテーブルがフレンチポリッシュで直したもの。ピンクの椅子がリアップホルスタリーした椅子。実はダイニングテーブルはエクステンションをつけると巨大です・・・・)
そのとき、お世話になった本がこれです。
ツ黴
フレームのリストア、フレンチポリッシュは左の本、
椅子の布の張り替えは右の本で学びました。
これらは、私が実際に読んで実践した本なので、オススメです。
今回の椅子直しも基本、これに沿って進めます。
当然、接着剤も膠ですし、ビーズワックスで仕上げる予定です。