アンティークチェアのウェビング (8)

アンティークチェアのウェビング
アンティークチェアのウェビング開始しました。
ウェビングとは椅子の裏のテープのことです。
座面の基礎部分ですね。


さて、まずは工具です。

工具無いとできません~。

アンティークチェアのウェビング
向かって左からウェビング用の金槌

普通の金槌とちょっと違います。
頭が細いんですね。
それに磁石になっています。

これでないと、小釘を打つのが大変です。

真ん中はウェビングテープ
木綿製でしょうか?相当しっかりとしたテープです。
まったく伸縮しません。

で、一番右がテープを張るための工具です。

アンティークチェアのウェビング

イメージ的にはこんな感じでテープを引っかけ、てこの原理でテンションをかけていくわけです。
これを使えば、ピンと張ることができます。

アンティークチェアのウェビング

アンティーク直しの本によると、釘5本は打てとあります。

まずは真ん中から留めていきます。

3cmほど残して3本。折り返して2本打つことにします。

アンティークチェアのウェビング

こいつらが今回使う釘です。

新品のも買ってあるので、まずはこれから使います。

アンティークチェアのウェビング
拡大するとこんな感じです。

日本ではあまりお目にかかれない釘ですね。
くさびみたい。

日本で探すとなれば、できるだけ頭の大きな釘が望ましいです。

アンティークチェアのウェビング

で、こんな感じに引っ張るわけです。

相当な力で引っ張ります。

アンティークチェアのウェビング

3本張り終えたところです。

たたくとビーンっと音がするくらいです。

アンティークチェアのウェビング

横側はクロスさせながら張っていきます。

最初の状態では、このウェビングテープが完全にたるんでいたんですね。

ここまでやると相当しっかりした感じになります。

アンティークチェアのウェビング
ですが・・・

やはり、修繕が多いので、釘穴も多いです。
そこから亀裂が入っています。

飾りがあって、ちょっととがっているところがあるのですが、そこが割れてしまいました(泣)

ここは仕方ないので、再度、で修正します。

ついでに、釘穴にもしっかりと膠を流し込みました。
注射器使って流し込んでいます。

こうしておけば、割れにくくなるでしょう。