原付のメンテナンス

原付ですが、先日急にエンジンが吹けなくなりました。なんと坂道で20km/hも出ない!
原因は、マフラーのつまり。まぁ、全然メンテナンスしていなかったので、ここで一気にメンテナンスしてみました。点火プラグマフラー清掃エアクリーナー清掃が今日の目標です。

原付バイクホンダのDIO。形式はAF27です。

もう10年近く乗っている気がします。メータはもう少しで2周りしそうです。
つまり、20,000km近く乗っています。

最初は原因が分からず、買い換えようかと思いましたが、先日タイヤとブレーキを交換したばっかりですので、なんとか直そうと調べました。

調べた結果・・・・。AF27は2ストです。なので、マフラーが詰まりやすいとか。
つまり、オイルを燃やしながら走る訳なので、燃えかすがマフラーにつまるとのことです。

試しに、針金のハンガーでガリガリと排気口を掃除したら、調子が戻りました。

でも、また悪くなるのが目に見えていますので、メンテナンスすることにします。

どうせやるなら、プラグ交換エアークリーナーの清掃もすることにしました。
一度もやったことないですから(^^;

車は結構いじるのですが、原付はなんかメカというより、自転車の感覚が強くて今まで放置してしまってました(^^;

マフラーの詰まりは「焼く」というのもありましたが、灯油で洗うことにしました。エアクリーナーも灯油で洗います。ガソリンスタンドで灯油を購入。(4リットルほど)

あと必要なのは、
マフラーのガスケット
・点火プラグ
・工具 10mm、12mmのレンチ、21mmくらいの点火プラグ用レンチ、ドライバー
です。

まずシートをはずします。ヘルメットホルダーの中身を全部出して・・・
シートをはずす
シートは10mmのボルト2本で留まっています。

シートを留めているボルト
真ん中見える2本をはずします。(すでに1本はずしています。)

次は、ヘルメットホルダー自体をはずします。これは3本の10mmボルトで留まっています。
メットホルダーをはずす
ここの右側はオイル注入口ですので、このネジ蓋も外しておきます。

メットホルダーをはずす
底の方にあと2本あります。これも外します。

これをはずせばヘルメットホルダーが外せます。

で、はずすとこんな感じ。
メットホルダーをはずしたところ
ここまで外してしまえば、エンジン周りの簡単なメンテナンスはOKです。

一番右に見えるのはバッテリーですね。(ヒューズが見えます。)
真ん中右が点火プラグ、左にマフラーが出ています。

まずは点火プラグの交換から。
点火プラグの交換
車用のソケットレンチの工具セットあると楽ですよ。
こういう点火プラグ用のソケットまであります。
特に、狭いところの作業はラチェット式でないと結構大変ですし。

で、点火プラグをはずして・・・・・びっくり(@_@)

点火プラグ新旧
向かって左が古いの。右が新しい点火プラグです。

左、よく見てみてください。なんと半分溶けてしまっています。

溶けた点火プラグ
アップにしたのがこの写真。

本来は、右の部分が上までかぶっているはず。それが完全になくなっています。
正直よくこれで走れたと、変な感心(^^;

(糸くずが見えるのは、軍手の繊維です。)

さて、新しいのに入れ替えてみて、まずエンジンかけてみます。
さすがにふけが良くなりました。

お次は、マフラーを外す作業です。

マフラーを留めているボルト
マフラーはこの10mmナット2つと・・・
マフラーを留めているボルト
側面にある12mmボルト2本で留まっています。

これは一気に一本ずつ外しちゃ駄目です。
少しずつ、全体を緩めていきます。そうしないと、マフラーの重みで残ったボルトに負担がかかってしまうからです。

で、取り外すとこんな感じ。
マフラーを取り外す

これを洗うわけです。
さて、どちらから灯油を入れたらいいのか・・・。

エンジン側は曲がっていますので、こちらから入れるのは大変です。

ですので、排気口から入れることにしました。(こちらはこちらで細いので大変ですけど)

まず、エンジン側の口をとじます。ビニールとかで蓋をしてしっかり留めます。
マフラーの口をふさぐ
ガムテープを使っていますが、正直これ粘着部分が灯油で溶けますね・・・・。

で、これで反対側から灯油を注いでいきます。大体1リットルくらいはいります。

何度か、シャカシャカ振ってから、しばらく放置します。
マフラーを洗う
時折、振ります。

で、廃油を出します。結構真っ黒な液体が出てきます。

排気口にべっとりついていたオイルも緩んできたので、ガリガリとこれもきれいにします。

なんどか振って廃油を出すのですが、まだ中に残っています。

で、焼いちゃうことにしました。

バーベキュー台の上で焼いちゃいます。

まず、サイドのプロテクターとゴムのクッションをはずします。

丁度、練炭ベースの着火材がありましたので、これで焼きました。

マフラーを焼く
少々、大胆な構図ですが・・・・(苦笑)

途中、中の灯油が気化し排気口から炎が出始めます。

消えるまで焼きます。

さて、お次はエアークリーナーです。

エアークリーナーはここに入っています。
エアークリーナーボックス
ネジをはずして中のスポンジを取り出します。

さすがに一度も清掃したこと無いので真っ黒です。

ビニール袋灯油を入れ、そこにスポンジを入れて洗います。
エアークリーナーを洗う
最初は真っ黒。これは3回目くらいでしょうか。

しっかりと絞って、取り付けます。

さて、マフラーにも新しいガスケットをつけて、組み付けます。

取り外したのと逆の手順で各パーツを取り付けて、完了!

エンジンをかけると・・・・真っ白な煙。
まだ、灯油が残っているようです。

しばらくアイドリングして、ちょっと走りに出ました。

さすがにレスポンスもよくなった感じです。

しかし・・・・、ちゃんとメンテナンスしないと駄目ですね(^^;

“原付のメンテナンス” への3件の返信

  1. 読んでるだけですっきりしました これぐらいの範囲で自分でメンテ出来たら楽しいですね 自分もバイク掃除しますがキャブや電装の中まではお手上げです

  2. 楽しく読ませてもらいました。
    愛車はスズキのストマジ50です
    近々メンテしたいと思うだけで
    今回のを参考にしボチボチやってみたいと考えてます。今後とも宜しくです。

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