強度を結構考える必要があります。
ラフデザインできましたので、部材探しです。
以前、デッキはすべてウェスタンレッドシダー(WRC)で作りました。
今回も同じでいけるのか、検討です。
問題となるのが最長4500mmのフレームです。
これがちょうど屋根の下を支える梁になります。
4500mmというと相当な長さです。
まず、この材自体がありません。
普通で考えて、WRCではたわんでしまうのでは?と思われます。
で、調べてみると「ヤング率」なる数値があります。
これは材のたわみを示す指標。
荷重に対してどのくらいのたわみが生じるのかを示します。
ざっと調べても、これから「ソフトウッド」ではなく「ハードウッド」という選択肢が出てきます。
つまり、ウリンとかイペですね。
また、ヤング率からわかるのですが、90x90mmの角材より、135x40mmの材を2枚使った方が強いということがわかります。
つまり、縦側を長めにするということです。これは経験的にもわかりますね。
ですが、最大の難関は4500mmの材探しです。
途中で接ぐとなるとどうしても弱くなります。なので一本がほしい。
接ぐ必要があれば、設計を変える必要も出てきます。
デッキ材販売でよく出てくる「リーベ」で探しました。
ですが、WRCとかではなんとか長いの手に入りますが、ハードウッドでは難しいです。
で、中空ポリカで聞いていた「ウッドデッキネット」さんに問い合わせてみました。
非常に親身に相談に乗ってくれます。
で、最終的に決めた材は、クマルとタタジュバというハードウッドになりました。
タタジュバ材で40x120x4500mmというのを使います。
さて、詳細の材料取りをしなければなりませんので、正確に材料拾い出しを行います。
そのためにラフスケッチをもう少し正確に描き直します。
これが最終図面なんですね・・・・。すごくいい加減ですが、必要な寸法はすべて書いてあります。
これから材料拾い出しをします。
屋根材ですが、ここまでハードウッドを使うと高くなるので、ここはWRCにしました。
雨に直接やられる場所ではないので、問題はないでしょう。
最終拾い出しは次の通りです。
案1 | 屋根材のみをWRCで | ||
材質 | サイズ | 数量 | 備考 |
クマル | 90x90x2400 | 4 | メインの柱4本分 |
タタジュバ | 40x120x4200 | 2 | 妻梁(短) |
タタジュバ | 40x120x4500 | 2 | 妻梁(長) |
タタジュバ | 40x120x1800 | 2 | ポリカ・ペアカーボ押さえに縦挽きで薄くする予定。18枚分とれればよい。 |
クマル | 90x90x3600 | 3 | 棟木、母屋(2本) |
クマル |