カーポート場所決めなど (3)

カーポート位置決め
カーポートの柱を立て始めました。

まずは、位置決め作業からです。

今回立てる柱は4本。その内2本は両側にコンクリートの壁がありますので、そこにしっかりと固定させます。

残りの2本は道路側。こちらはその固定した2本としっかりつなぐことにします。

本来柱を立てる場合は、穴を掘ったりするのですが、今回は、シンプソンポストベースで留めることにします。
これだけでは、垂直にしっかり固定されないのですが、上記の方法をとることで全体が固定されるイメージです。

まずは、その足4本分の場所決めです。

道路から家に向かって右側の壁を基準にとることにします。
壁に取り付ける最初のポストベース用のボルトの穴の位置を決めます。

で、位置決めが終わったら振動ドリルで穴を開けます。

振動ドリルですが、いきなり太い穴が開けにくい場合は、小さめの穴を開けてから太いのをやると比較的簡単にできるようです。
ハンマードリルなら一発ですけどね)

ポストベースのボルト
で、穴があいたら、そこにアンカーを打ち込みます。

ポストベースを留めるためのアンカーは写真にあるようなものです。

ポストベースですが、ネジがはいる高さ制限がありますので、要注意です。

右の壁と家を基準にして他の3カ所すべて場所決めしていきます。

次に壁に穴を開けていきます。
今回、柱を垂直に保つためにボルトで柱と固定するわけです。

2本のボルトで留めることにします。
同様に場所を決めて振動ドリルで穴をあけ、アンカーを打ち込みます。
こちらのアンカーは雌ねじタイプのものです。

壁側のアンカーボルト
これはたたき込む前の写真です。

完全に壁にたたき込みます。

さて、すべてのアンカーをたたき込んだら、今度は柱に穴を開けます。

この時点では、まだ柱を寸法通り切断はしません。4本すべて高さをそろえてからの切断です。
なので、穴だけ開けます。

穴ですが、垂直にきれいに開けるには何らかのサポート(治具)が必要ですが、今回適当に手で開けます。
なので、表、裏からと開けていきます

表で2/3くらい穴をあけ、裏返して反対から開けに行く方法です。
この方法であれば、なんとかきれいに開けることができます。

しかし、ハードウッドをドリルで開けるのは今回が初めてです。

正直面食らいました。ドリルの刃が入らないんです。
一度ドリルの刃が滑り出すとまったく入りません。

最初の一撃でドリルの刃が材に食い込ませ、そのまま一気に開ける必要があります。

なんとか開けた後に、まずは仮留めしてみました。

柱の仮組

きちんと垂直になっているかどうかを確認します。

さて、他の柱も仮に立てます。

壁側に固定するのは、簡単ですが、道路側の柱はそのままでは立ちません。
ですので、端材を使って、サポートし、垂直で立つように調整しました。

(写真取り忘れています・・・)

これですべての柱がとりあえず立ったことになります。(仮組ですが)

次にやる作業が柱の上部をそろえる作業です。

我が家はちょっとした坂に立っていますので、特に道路側の部分は坂の影響を受けています。ですので、柱の長さはすべて異なることになります。

上部をそろえるのに使ったのが、「水盛り」です。
要は、ホースに水を入れて同じ高さを測ったわけです。

柱の寸法取り
この写真の真ん中に線が引いてあります。
これが基準線になるわけです。

水平をとってわかったのですが、坂の上側と下側では柱の長さが相当違うんです。

ついでですが、柱の下側、ポストベースに接触する側とボルトの穴に腐食防止のためにクレオソートを塗りました。

防腐剤を塗る

さて、先ほどの基準線をベースに最終長さを決めて、材木を切ります。

柱を切る

こんな感じに材を押さえました。
これをガイドにして電気鋸で切れば良いわけです。

今回材は4x4。一辺が90mmですので、手持ちの電気鋸では一回で切れません。
表裏からカットする必要があります。

ただ、今回の設計では、この柱を2枚の40x120mm材でサンドイッチします。
なので、上部の長さが多少狂っていても問題は無いです。

ドリルで穴開け
そのサンドイッチにするためのボルトの穴を開けます。

これは正確に開ける必要があります。これで梁の位置が決まるからです。