アウトバックのプラグ交換です。
うちの車はスバルのアウトバック3000CCです。
これは水平対向6気筒エンジン。
10万キロ走ったので、そろそろプラグの交換です。
で、ディーラーに聞いたら、なんと交換費用12,000円!プラグ代は別だとか。
確かに水平対向エンジンは大変です。前のフォレスターも相当苦労しました。
でも、12,000円は・・・・。
ディーラーには「場合によってはエンジン少し持ち上げる必要があるかも」
でも、今回実行してみました!(で、答えから言いますと、成功です!)
ちょっとぼけていますが、アウトバックのエンジンです。
カバーがついているんですね。
水平対向エンジンはプラグが横についています。だから交換が大変と言われています。
交換のためには、左側のエアフィルタ関係と右のバッテリーをはずす必要があります。
まずは左から。
これははずすのはそう大変ではないです。
ここまではずします。
この状態でもプラグどこにあるのかわかりませんねぇ(苦笑)
ちょっとのぞき込むと、これがプラグ部分です。
3つ黒い四角が縦に並んでいるのがそうです。
これはボルトで固定されています。
普通見慣れているプラグコードとは全く違いますね。
はずすとこんな感じです。
これ簡単に抜けません。というのもプラグコードキャップの横の隙間があまりないからです。
ほとんど知恵の輪のようにはずす必要があります。
後から気がついたのですが、このコードはコネクタでつながっています。
なので、先にコネクタをはずした方が楽に出てきます。
次が肝心のプラグはずし作業。
水平対向でかつ相当奥にあるので、いろんな工具が必要です。
向かって左がプラグレンチ。これは磁石付きが望ましいです。
でないと、出てこない。
真ん中がエクステンション。普通のエクステとは異なり、多少首を振れるようにできています。狭い箇所での作業なので、遊びがないと動かす場所がないんです。
首振りエクステンションというものですね。
長さは75mmです。
同じくスペースがないので、レバーを動かす場所がないこともあるからです。
で、何気なくプラグはずした状態の写真がありますが、ここまでの奮闘がすごいです。
なにしろ、まずはエクステンションつないだ状態でははいりませんから、中で手探りで組み立てるわけです。
そして、ラチェットレンチを取り付けるのですが、その場所も制約されます。
さらにプラグがゆるまない!力が入らないせいもありますが、とにかく大変です。
おまけにゆるめるとだんだんネジが外に出てくる(当たり前ですが)。すると、スペースがないので抜けなくなるんですね・・・・。
途中で、ラチェットレンチをはずし、手でゆるめていきます。
そのラチェットレンチがはずれないことも・・・。マイナスドライバーで押さえながら引っこ抜きます。
今回はイリジウムタイプに交換です。
取付ですが、まずネジ部分に銅グリスを塗りました。導電性があがるとのこと。
はめる場合ですが、絶対に無理に押し込まないこと。ねじ切れしてしまったらおしまいです。
ゆっくり回し、少しでも引っかかりを感じたら無理に回さない。すんなりはいるまで何回もやります。
手で回せなくなってから、ラチェットレンチを取付、1/4回転します。締めすぎないこと。
この時もエクステンションがついた状態では抜けませんので、マイナスドライバーで押さえて中で分解しながらレンチを取り出します。
プラグコードの取付は、反対の作業ですが。これもなかなか入ってくれません。
ほんとうに知恵の輪みたいです。くるくる回しながら、入るところを探します。
メンテナンス性、超悪いです(苦笑)
コードはコネクタではずれますので、はずしておいて後から付けた方が良いです。
(このとき、コードを間違えないように!)
さて、お次は前から見て右側のバンクです。
こちらではバッテリーが邪魔をしています。
こいつをまずははずします。
バッテリーですが、はずし方があります。
はずすときはマイナスからはずし、付けるときはプラスから付けます。
理由ですが、車は配線を少なくするためにボディ自体を配線代わりにしています。
そのボディーはアース側。つまりマイナス側に入れています。
(車によっては逆の場合もあるそうなので要注意。)
要はマイナスがつながっているときにプラス側をはずし、もし工具とかがボディに触れるとショートするわけです。これは電子部品に悪影響を与えます。
バッテリーは通常ボディにフックで取り付けられています。
バッテリーの上部のネジをゆるめれば良いです。
同じく奥にプラグコードキャップが見えます。
手前は比較的簡単に取れますが、奥が大変です。
いろいろ見ていましたが、やはりアンダーガードをはずして下からアクセスした方が良いとの結論になりました。
まぁ、アウトバックは車高が高いので、ジャッキアップしなくても下に潜れます。
これはプラグをはずしているときの写真。右側に黒と白のコネクタが見えると思います。
これがプラグコードキャップにつながるコネクタです。
邪魔なのではずしてあります。
写真を見るとわかると思いますが、手前より奥の方が狭いです。
下からアクセスした方が良いです。
これがコネクタをはずしたプラグコードキャップです。
この写真は下から撮った物です。
一番右にレンチが見えています。ある程度まで手で締めて、そこからラチェットレンチで締めるわけです。
なんとか無事に成功です!
とにかくスペースがないので、交換は結構たいへん。
まずは何はともあれ、「工具」ですね。適切な工具がなければ絶対にできません。