図面を描く
図面の描き方について説明します。
本にきちんと図面とか木取りのやり方など書いてあれば良いですが、
自分でやるとなるとそれがない。
製図道具なんてないし、図面の知識などもない。
そういう方が多いと思います。
で、オススメは「方眼紙」を使うことです!
これは、娘の本棚を作った時の図面です。
こんないい加減な図面でも十分にワークします。
方眼紙の良い所は測らなくても良いということ。フリーハンドでも描けます。
まず、1/10とか縮尺を決めます。
それで大体の絵を描きます。
上の図で言うと、真ん中の絵ですね。これは、上から見たところです。
こんなかんじに曲線にしたいということです。
それを真正面から見たのを上に描いています。
それに側面がつきます。
左に描いているのがそれですね。
特に大事なのが組み合わせるところ。
そこは詳細に描いてみましょう。できるだけリアルに。
例えば、ルーターでミゾを掘るのであれば、その分を実物大で描いてみます。
まぁ、最初は大変かもしれませんが、だんだんとわかるようになると思います。
失敗は恐れちゃいけません。一度失敗すると、絶対に身につきます。
模型作るほうが確実ですが、この方法できちんとやっていけば模型作らなくてもできるようになります。
ちなみに先程の本棚の出来上がりはこんな感じ。
机の上に乗っかってるやつですね。
家の位置と庭の寸法だけはきちんと出して、あとはフリーハンドでデッキの形状を描いています。このデッキデザインは曲面ですので、その部分が描かれていますね。
で、ベースだけをきれいに図面を描いています。寸法をきちんと出しています。
これも、寸法は方眼紙から割り出しているんですね。
実物はこんな感じ。
ベースと床板などの関係がわかると思います。
下の絵はウッドデッキの収納の扉の動きを描いています。
どのように扉が動くのかを描いたところです。
これが実物。
ちなみにデッキの完成写真は
となるわけです。
お次は、ロートアイアンのフラワーボックス。
こんなラフスケッチから・・・・
こうなります。
こんな感じです。
この場合は大事なのはおおよその大きさですね。
あとは現物合わせ。
これは・・・
こうなります。
この辺の図面も結構ラフですね。大事なのは取り合い部分です。
特に白のボーダの厚みよりカルチャードストーンの厚みの方が大きいのでいろいろ工夫しています。
最後はカーポート。
これが基本図面です。
ここにほぼ全ての寸法が描かれています。
右の上の方には側面図が描いてありますね。
上でラフに描いて、下ではきちんと定規を使って描いています。
さすがに斜めの部分があると定規使わないとダメですね。
これでおおよその傾斜角なども合わせて見ています。
斜め部材の長さもこの上で定規で測れば良いわけです。
変に計算で算出するより、こちらの方が間違いは少ないですね。
こんな風になるわけです。
わからないところは、できるだけ詳細に描いてみる。
特に組み合わせ、取り合わせ部分ですね。