建材部材拾い出し、図面作成

木造軸組み構造に2x4を収めるには?
建材の部材の拾い出し図面の作成です。


どういう建材(窓、ドア)が来るのか?という話ですが、とりあえずサンプルを見ることができました。

あと建具の図面も手に入れました。でも、そもそも家の建具がどうやってついてるなんて知らない・・・。

これは建築関係の本を借りてきて勉強。

まぁ、現物見れば、これはそんなに難しい話ではありません。問題は、自分で輸入した物をどうやって業者さんにつけてもらうか?です。

通常、メーカはこの種のことをいやがるはずです。実際、住友さんも「収まりに自信もてません。」

そりゃ、そうだと思います。見たこともない物を入れられない。責任とれない話です。
でも、こちらはなんとしてでも納得の家造りをしたい。
結果、

 

わかりました。自分で収まり仕上げます!

一度覚悟決めたら、エスカレートしてしまいました(^^;キッチンいらない、洗面所いらない、デッキいらない、フェンスいらない、玄関ポーチタイルいらない、玄関アプローチいらない・・・・

減額の嵐です。(住友さんごめんなさいでした。)
まぁ、とにかく前に進めようと、自分で部材拾い出し、情報収集を始めました。
まず、知らなければいけないのが、元々の家の構造体の寸法です。
窓の寸法ドアの寸法はもとより、壁の厚さ内法寸法すべてを洗い出します。
木造軸組の場合、芯芯910mmですが、柱の太さ、壁材の厚さで内法寸法がことなります。
私の家の場合、柱の太さが105mmで、壁が12.5mmですから、

芯芯910mmのところだと、
有効の内法寸法は910mm-105mm-12.5mmx2=780mmとなるわけです。

次に、Caradco(窓メーカ)のカタログとの奮闘です。
カタログの詳細、オプションなどをチェックします。
次が大作業なんですが、全ての部材を拾い出すわけです。
図面から、ラフ開口を求め、どの窓が入るか検討します。米国の窓はラフ開口さえ開いていれば、OKとのことです。

参考までに、どういう窓なのか写真載せておきます。
(これはできあがり。途中経過は後述しますね。)

ドアも同様に検討しました。
それで、見積もりをもらいます。この作業を何回か行いました。
要注意なのは,
米国寸法はすべてインチサイズであること、
窓にはケーシング(額縁)が内装側に付くと言うことです。つまり、ケーシングが付く分だけ家の内側から見ると窓は大きくなります。
特に両脇が壁になっているトイレとかは要注意です。
このケーシングでのサイズ増は最初の見積もりの時すっかり忘れてました
正確な納まり図を起こしたとき「しまった!」と気づいたのです。
幸いまだラインに入ってないので変更ができました。ラフ開口だけ見ていたのでは失敗します
ドアは結構苦労しました。ドア枠のサイズがどこにも記載されていないのです。

結局、自分で図面を起こし、先方資材メーカに寸法を入れてもらいました。

また、枠はもともと2x4です。

これをベースに納まり図をかくとどうもしっくりこない。

結局、枠幅130mm特注としました。
(下図は130mm修正前の図面です)
ドア図面

玄関の写真も載せておきます。8フィート(2m40cm)もある木製玄関です。

輸入内容
  • ドア(10枚) $6,535.13(含むパッキング代)
  • 窓(13組) $13,062.50(含むパッキング代)
  • CulturedBrick $1,014.71
  • モールディング $2,485.71
  • 送料 $2,200(港まで)
  • 保険 $100
  • 手数料他

備考

  • 玄関ドアは2.4m高さ、ガラスのはめ込みがはいっていて、さらに横にサイドライト。材質はダグラスファー。枠付きで$2,700位。
  • フレンチドアはCaradco社。外装アルミ被覆の木製断・サッシで、真鍮のドアノブ付きで約$1,800。
  • 2.1m幅のボウウィンドウは約$1,700。CulturedBrickは一箱約$44

たぶん、玄関ドアは日本で買えば、100万円は軽く行くでしょうね

ボウウィンドウも4~50万円は軽く行きます
送料(コンテナ代)が20万円!というのが驚きです。

オレゴンから日本までですよ。でもね、陸送が高いです。東雲から千葉まで6万円くらい。

これを大阪まで持っていくと30万円。何か変だと思いませんか?