ウッドデッキを作る その2 基礎工事


ウッドデッキの基礎工事です。

今回は4x4で基礎を組んでいます。

さて、設計を終えたら、次は基礎工事です。(いきなりですが~)


まずは遣り方を打つために、直角を出しています。

黄色い細い糸が見えるでしょうか?

3x4x5の寸法で糸を張れば、直角がでます。(ピタゴラスの原理でしたっけ?)

伸びない糸を使わないと正確にでませんのでご注意を。

ベースを付ける場所ごとにこの作業を行い、杭を打っていきます。

これが基準の線となります。

次に、水平をとります。

これだけ大きいと、水準器では無理なので、透明ホースを使います。
にホースをくくりつけて、水を流し、バランスしたところで印をつけて、水糸を張ります。

これが水平の基準になります。

広い場合は、水準器はやはり無理ですね。この方法(水盛りというのでしょうか?)が確実だと思います。

ちなみに、写真に写っている窓はフレンチドアです。

両開きのドアですね(^^
だからデッキが欲しいんですよ~。(余談 苦笑)

すでに、窓の塗りも終わって、格子枠も入った状態になっているのがわかると思います。


で、水糸張り巡らすとこんな感じですね。

ベースビームごとに杭があります。

水糸交差するところに穴を掘っていきます。


基礎のコンクリートブロックを置いたところです。

この基礎ブロックはジョイフル本田で買っていました。

その上部に振動ドリルで穴をあけて、ステンレス製アンカーボルトを埋め込んでいます。これはモルタルで固めています。
つまり、このボルト基礎ブロックとベースの4x4を結束してしまうことにしています。
(正確には金具を間に入れます。)

穴には、大きめの砕石を入れ、付き固めています。そこに基礎ブロックを置き、モルタルで固めます。

カンタンにやるのであれば、コンクリート平板を置いて・・・という作業ですが、しっかり作っておきたかったのでこの方法を採っています。

#そのせいか、十年経った今でも、非常にしっかりしています。


基礎が固まったら、そこに遮光シートを敷きました。

雑草が生えるのを防ぐためです。
さらに、その遮光シートを押さえるために、砂利を敷いています。
木材は組み立てる前に塗装を終わらしておきます。

塗装は、防腐防虫防水効果の高い物を使います。
キシラデコール、VATONとかが有名ですね。
今回はキシラデコールを使いました。

基礎4x4ポストを結束します。

これは4x4用の結束金具を使いました。(下図参照)

シンプソンという会社からこういう金具がでています。

楽天でシンプソン金具を探す

基礎に組み込んだアンカーボルトを使い、がっちりと留めています。

水平部分の4x4も金具で留めています。
普通ここは調整できるサポートをかまして調整します。要は、上にデッキを置く感じになります。(もっとカンタンですね)

今回は、このような固定をしています。つまり、精度が要求されます。

先の、水平をとる作業などが非常に重要になります。
でも、その代わり、すごく丈夫なデッキになりますよ。

#実際10年経過した後でもまったくぐらつきすら有りません。
#金具で足部分が浮いているためだと思っています。

なんで、ベースを頑丈にしたいかと言いますと、
設計のところでも書いたように、今回デッキの下を収納にします。
そうすると、自ずとピッチを広めにしなければならないところがあります。
その強度を補うために、4x4にし、かつ結束を強固にしたわけです。

実際、この状態でも独立に立っています。

上を歩いても充分丈夫です。

————————
大口融資の共済クレジット